歯周病治療でよくある相談
Q. 歯周病ってどんな病気?かかると何が起こる?
歯肉炎と歯周炎と歯槽膿漏の3つをまとめて、歯周病と言います。
歯周病にかかると、歯肉が炎症を起こしてピンクから赤に変色したり、歯の土台的役割をもつ歯槽骨や歯根膜などの歯周組織が破壊されたりしてしまい、最終的には歯根から歯が丸ごと取れてしまいます。
Q. 歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏の違いが分かりません
炎症範囲が歯肉のみの病態が歯肉炎、歯肉以外の組織にも炎症が及んでいる病態が歯周炎、炎症に加えて歯が大きく揺れて、歯磨き時に白い膿が出てくる病態が歯槽膿漏です。分かりやすくまとめると、歯周病の初期段階が歯周炎、中期が歯周炎、末期が歯槽膿漏です。
Q. 歯周病にかかる原因やメカニズムが知りたい
歯周病を引き起こしているのは、もともと私たちの口腔内に潜んでいる歯周病菌です。
歯磨きが雑だったりプラークコントロールが不十分だったりすると、プラークを住処・エサに歯周病菌が増殖してしまい、酸を放出して歯周組織を破壊します。
Q. 歯周病はどのような方法で治療するのですか?
歯周病のせいで溶けてしまった骨は、基本的に元通りにはなりません(初期であれば骨移植の再生療法が有効なこともあります)。したがって歯周病の治療は、治すというよりも進行防止を目的に行います。具体的には、プラークコントロールのための歯磨き指導や歯石除去、PMTCクリーニングなどを行います。
Q. 歯槽膿漏で歯がなくなったら、どうすればいい?
歯槽膿漏で歯を喪失してしまった場合、入れ歯装着やインプラントを顎骨に埋入することで、歯の機能回復が可能です。選択は患者様の自由ですが、毎日の入れ歯ケアや咀嚼力の弱さがネックになる方には、安定感に優れ本物の歯と同様に噛めるようになるインプラントが最適です。
Q. 口臭や歯肉からの出血があるのですが…
人に口臭がきついと言われた、歯肉に歯ブラシがあたると痛い、すすぎで吐きだした水に血が混じる、 こんな症状がみられたら、十中八九歯周病にかかっていると思われます。ながお歯科クリニックでは歯周病専門の科を設けておりますので、少しでも疑わしければ遠慮なくご相談ください。



