入れ歯治療を検討している方へ
入れ歯は、歯を失った場合に行われる「欠損治療」の一つです。
高齢の人が行うというイメージがあるかもしれませんが、20代や30代でも入れ歯をしている人はいます。年齢に関係なく、失っている歯が多くなると、入れ歯治療が必要になるのです。
入れ歯に抵抗を感じる人が多いですが、入れ歯治療のメリットやデメリットを把握して、納得して治療を受ける必要があります。また、欠損治療には、「入れ歯」以外に「インプラント」「ブリッジ」といった治療方法がありますが、これらの治療方法と比較して、自分に最も適した治療方法を選択することが大切でしょう。
入れ歯治療のメリット・デメリット
メリット
- 治療期間が短い
- 手術などなく、体への負担が少ない
- 保険がきくので、経済的な負担が少ない
- 取り外しができるので、手入れしやすい
など
デメリット
- 噛む力は自分の歯よりも劣る(部分入れ歯で天然の歯の4割程度、総入れ歯で2割程度)
- 審美性が悪い(部分入れ歯では、金属のバネが目立ってしまう)
- 部分入れ歯の場合、バネをかける歯に負担をかけてしまう
- 食べ物の熱が伝わりにくい
- 痛みが出る場合がある
- 噛む時に顎の骨に刺激が伝わらないので、骨吸収が進んでしまう
- 口を大きく開けた時に、入れ歯が外れてしまうことがある
など
入れ歯治療のデメリットを軽減する最新の入れ歯もあります
近年は、金属のバネがない入れ歯や厚みがなく違和感のない入れ歯などもあり、審美性や違和感、痛みなどの入れ歯のデメリットを軽減できるようになっています。
従来の入れ歯のイメージだけで、「入れ歯にしたくない」と感じている人は、最新の入れ歯についても、ぜひご相談ください。(自由診療となるので、値段は高くなります。)
ブリッジ・インプラントと入れ歯の比較
ブリッジと入れ歯の違い
ブリッジ治療は、歯を失った箇所の両サイドの歯を支えにして人工歯を固定するため、健康な歯を削らなければならないというデメリットがあります。
しかし、天然の歯に近い噛み心地、審美性を取り戻すことができます。
ブリッジ治療も入歯治療と同様、保険治療なので経済的な負担は大きくなりません。
ブリッジ治療を行うには、「両隣に歯がなければいけない」という条件があるので、欠損歯が多い場合には、ブリッジ治療ができない可能性もあります。
インプラントと入れ歯の違い
インプラントは、天然の歯に近い審美性・噛み心地を取り戻せる治療方法です。
入歯に比べて、(自由診療なので)費用が高くなる、(手術が必要なので)体の負担が大きい、などのデメリットがありますが、骨吸収を抑制することができ、他の歯に負担を掛けないという点では、将来1本でも多くの歯を残したいという人に、お勧めできる治療方法と言えるでしょう。
また、インプラントならば、失った歯の本数に関係なく、治療が行えるというのも魅力です。京都府北白川にあります当院では、歯が1本もない人でも全ての歯を取り戻せる、最新治療「オールオン4」も行っています。
オールオン4については、こちらで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



