インプラント治療のよくある相談・質問
インプラント治療は、口の中の状態や顎の骨の量、全身症状、年齢などの違いにより、適切な治療方法は症例によって大きく違ってきます。ここでは、よくある質問について解説していますが、ご自分のケースでも当てはまるとは限りません。
「難症例なのではないか」「インプラント治療を受けられないのでは…」と、自分で判断せずに、詳しいことは、当院にご相談ください。
Q. インプラント治療にデメリットはありますか。
インプラント治療のデメリットに、外科手術が必要になること、保険が適用とならないため値段が高くなること、などのデメリットが挙げられます。
しかし、入れ歯やブリッジなどの他の歯に悪影響を与える治療方法に比べ、将来歯を失うリスクを軽減できることや審美性が高いこと、天然の歯に近い噛み心地が得られることなど…インプラント治療のメリットは多数あります。
Q. 60代と高齢ですが、インプラント治療はできますか。
インプラント治療には年齢制限はありません。また、持病があっても治療ができる可能性が高いです。
CT撮影した3D画像をもとにシュミレーションし、インプラントを正確な場所・角度に埋め込むように誘導するシステム(ノーベルガイドシステム)などの最新技術を駆使することにより、正確で早く治療を行うことが可能になっています。
現在では、手術時間や体への負担を軽減できるようになっているので、60代であっても、インプラント手術を行うことは可能です。
Q. 仕事柄、腫れたり、歯がない状態になったりするのは困ります…
インプラント治療と言えば、歯肉を切開して、インプラントを埋め込んで…という、治療の流れをイメージするかもしれません。しかし、近年は、歯肉を切開せずにインプラントを埋め込む治療法(フラップレス手術)も登場し、傷が小さくて済む分、腫れが少なく、回復も早くできます。
また、手術当日に仮歯を装着できる治療方法もあります。
仕事への影響が心配…という人は少なくありませんが、適応する治療法によっては、仕事への影響なくインプラント治療が行えます。
Q. インプラントはどのくらい持ちますか。
インプラントの生存率は、15年で90%と高くなっています。しかし、治療後のメンテナンスが、インプラントの寿命に大きく影響してきます。
インプラントを長持ちさせるには、歯科医師の指示に従って、メンテナンスを正しく行うことが必要でしょう。
また、顎の骨量や歯周病、全身疾患もインプラントに影響します。特に歯周病は、インプラントの寿命に大きく影響しますので、当院ではインプラント治療と併せて歯周病治療を行います。インプラントの寿命を伸ばすとともに、他の歯の喪失を予防できます。
Q. インプラントにかかる費用について教えてください。
インプラントにかかる費用は、「1本いくら」というように、簡単に言えるものではありません。歯周病がある場合には歯周病治療も必要になりますし、顎の骨が足りない場合には骨移植・骨増成が必要になります。
インプラント治療の料金は、保険がきかない自由診療となりますから、価格の問題は患者様にとって大きな問題だと思いますが、インプラント治療がその人によって違うように、治療にかかる料金もその人によって大きく違ってくるのです。実際に相談に来ていただいて、正しい費用を知った上で、インプラントについて検討してもらいたいと思います。
Q. 遠方に住んでいますが、治療していただけるでしょうか。
当院は京都市内にありますが、京都府・滋賀県だけでなく、大阪など関西圏、そして九州・東京・長野など、遠方からも治療にお越しいただいております。
遠方からの治療スケジュールについて、ぜひご相談ください。
Q. インプラントの失敗やトラブルを耳にするので、不安です。
インプラントは、外科治療を必要とするため、リスクが100%ないとは言えません。しかし、「インプラントが骨を突き抜けてしまった」「インプラント治療で麻痺が起きた」などの失敗については、CT撮影データを元に行うシュミレーションなど、最新機器を駆使することでリスクを回避することができます。
また、医師の技量も大きく影響するところですが、当院はICOI 国際インプラント学会(認定医・指導医)であり、インプラント特殊技術(オールオン4コース)のインストラクターも務める、経験豊富な医師により治療が行われるため、安心して治療が受けられると思います。



